コラム
News

「眠りに誘う『アファメーション』のやり方とは?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

私たちの心は、常に人から言われた言葉に影響されています。誰かに「疲れた顔をしているね」と言われると、その瞬間まで頭が冴えわたっていたのに、急に疲れを感じ始めることがあるのです。同様に、言葉を使って、眠りに対して肯定的な意識を持つように働きかけることも可能です。

 

 

『私はすんなりと眠ることが出来る……簡単にぐっすりと眠ることが出来る!』―このような肯定的な宣言、即ちアファメーションを唱えると、睡眠についてのネガティブな思考を変えることが出来ます。眠りについて、ポジティブで前向きな言葉を自分に言い聞かせることで、「眠りは自然に起こるもので、睡眠が十分でなくとも心配することはない」と思い込ませるのです。

 

 

私たちの脳は、常に新しい神経接続を形成しています。つまり、睡眠についての肯定的な(ポジティブな、前向きな)アファメーションを定期的の繰り返すことにより、脳に新しい神経接続経路が作られ、睡眠に対する意識を再構築することが出来るのです。この脳が変化し、適応していく能力は、「神経可塑性」と呼ばれています。

 

 

アファメーションには決まりがあります。

 

◎ 「現在形」を使うこと

◎ 「…しない」「…できない」といった否定形の単語を使わないこと

 

この2つのことには気を付けて下さい

 

 

『私は簡単に、すやすやと眠りにつける』

『私は寝室が好き。落ち着いてリラックスできる素敵な場所だから』

『私はすぐに寝入ってしまう。そして一晩中ぐっすりと眠り続ける』

 

 

……このようなアファメーションを、毎晩、そして日中に数回繰り返して、自分が「眠りの達人である」と心に言い聞かせてみて下さい。声に出すことに抵抗があるのならば、心の中で唱える方法でも大丈夫ですよ。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

自律神経失調症、心身症、ストレス関連障害、冷え性、

パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。