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「『マインドフルネス散歩』って何ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

日中に休憩をして散歩をすることは、夜の睡眠改善にも繋がります。片方の足をもう一方の足の前に出すというシンプルな動作が、うつ病不安、ストレスを軽減することが明らかにされています。

 

 

そして、ある研究報告によると、「マインドフルネス散歩(歩くマインドフルネス)」を行うとさらに効果が高まるそうです。その研究内で、被験者は「座っているよりも、歩いている間の方がストレスのレベルが低い」と報告しましたが、マインドフルネス散歩を行った場合、さらに健康効果が増したことが分かったのです。

 

 

マインドフルネス散歩において、その一瞬一瞬の体験に意識を向けることで、心が落ち着く効果が得られます。散歩の時に、ぜひ次のような流れを意識してみて下さい。

 

 

★「マインドフルネス散歩のコツ」★

 

① 一歩踏み出す時に、「歩く」という行為にフォーカスします。動作の細やかなプロセスに注意を向けます。地面に着く足や、足首、ふくらはぎ、膝の動きにも意識を向けます。

 

② 次に、意識を周囲へと広げます。木の葉のざわめき、車道の音、顔にあたる風、地面の香りなど、一度にひとつの感覚を使って、見たり、聞いたり、匂いをかいだりすることに集中します。あらゆるものを、まるで初めて目にしたかのように感じていきます。

 

 

…このように歩くことは、一種のマインドフルネス瞑想です。心を鎮めることに役立ち、「リラックス反応」を促します。『JAMA Internal Medicine』誌に掲載された研究に拠ると、1日20分のマインドフルネス瞑想は、眠りに問題のある成人の睡眠を改善させたそうです。

 

 

 

当院では、うつ病睡眠障害(不眠症)をはじめ、

躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

自律神経失調症、心身症、ストレス関連障害、

パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。