最近、よく話題になる、ゴミ屋敷ですが、実は以前から精神医学的には、ためこみ行動によるものではないかと考えられています。 ためこみ行動がみられる可能性のある精神疾患や発達障害は、一概には言えませんが、次のよう…
「発達障害」とは、「生まれつき少し変わった脳の特性を持っている人」のことを言います。その結果、「人とコミュニケーションがうまくとれない」「単純ミスが多い」「落ち着きがない」「遅刻や忘れ物が多い」…等といった様々な症状が現…
「発達障害の人は、自分に向かない仕事に飛び込んでしまいやすい傾向がある」――発達障害の人に特化した就労支援を手掛ける鈴木慶太氏は、このように指摘しています。また、発達障害の子どもを持つ親御さんから、「どう考えても向いてい…
「うつ」とは? 「うつ」という言葉がよく使われますが、実はこれは医学用語ではありません。これは2000年代くらいからマスコミの方々が使い始めた言葉です。 憂うつな状態が続いて苦し…
Ⅰ.本当のADHDよりも生きづらい「疑似ADHD」 数年前、ニュージーランドで行われた長期間にわたるコホート研究の結果が発表され、世界に衝撃を与えました。その結果は、成人のADHDと子どものADHDとは、か…
以前にも一度ご紹介したことがありますが、「ニューロダイバーシティ」とは、発達障害を「障害」や「病気」ではなく「脳機能の多様性」として捉え、社会的少数者としての合理的配慮を実現しようとする動きのことです。「脳・神経」を意味…
スマホは、SNSもゲームも調べものも動画視聴も、やりたい時にすぐにできる非常に便利な道具です。2022年の総務省の調査結果によると、日本における個人のスマホの保有率は77.3%、世帯での保有率は90.1%と年々堅調に伸び…
これまで、摂食障害は思春期の女性特有のものだと考えられてきましたが、近年、発達障害との合併が注目されてきています。摂食障害の患者様のうち、約5%が自閉スペクトラム症(ASD)を、2~18%が注意欠如・多動症(ADHD)を…
喜怒哀楽が分かりにくいタイプ【ASD】 発達障害の特性を持っている人によく見られる傾向のひとつに、喜怒哀楽などの感情の起伏が表情に表れにくいことが挙げられます。その理由は様々な説がありますが、脳の神経細胞の…
自閉スペクトラム症の4つのタイプ 発達障害の人の社会性の現れ方は、特性によって大きく異なります。例えば、「自閉スペクトラム症(ASD)」には、「孤立型」「受動型」「積極奇異型」「尊大型」という4つのタイプが…