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【心療内科 Q/A】「入眠効果が期待できる『クラシック音楽』は何ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

学会誌『Journal of Advanced Nursing』に掲載された研究に拠ると、3週間以上に渡り、就寝前に45分間ゆったりとしたクラシック音楽を聴いた学生は、そうでない学生に比べて寝つきが良く、上質で長い睡眠が取れ、うつ症状を経験することが少ない、ということが分かったそうです。

 

 

リラックスできて、かつ、眠り易くなる音楽を聴きたいと思われたら、音量に極端な変化がなく、メロディーが繰り返されない、ストリングベース(=ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス等の弦楽器の重なる音色や演奏のことです)の曲を探しましょう。繰り返しを期待しないため、心がふわふわとさまようことができます。理想的なテンポは、1分間に約50~70拍です――心拍が同調してゆっくりとなるからです。

 

 

では、具体的に何を聴けば良いのでしょうか。サンフランシスコにあるクラシック音楽専門のFM局「KDFC」で朝と夜に流された曲をリストアップし、音楽家によって曲を絞り込み、モニターによる評価と解析をした結果、入眠に効果が期待できそうなクラシック楽曲トップ3は以下のような結果になりました。

 

 

第1位 グノー作曲『アヴェ・マリア』

第2位 サティ作曲『ジムノペディ』

第3位 チャイコフスキー作曲『アンダンテ・カンタービレ』

 

 

もちろん、個々人の感覚的なものもあるかと思いますので、上記の3曲を聴き比べされても良いでしょうし、その他ご自分により合った曲探しをされるのも良いかもしれません。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

自律神経失調症、心身症、ストレス関連障害、冷え性、

パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。