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「『マインドワンダリング』って何ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

私達の心は常に何かしらの思考にとらわれており、感情(喜び、ワクワク感、楽しさ、悲しみ、不安、怒り、心配)等も同時に感じています。

 

 

例えば、未来についての思考として「夕食は何にしよう?」「明日の天気はどうだろう?」「どんなふうに相談したらよいのだろう?」…等といったものが挙げられるでしょう。

 

 

また、過去について思考として、「あの時あんなことしなければよかった」「この商品は買うべきではなかったのに…」…等といったもの挙げられるでしょう。

 

 

そういった過去や未来のことへの思考の囚われがマインドワンダリング(心の迷走)」です。マインドワンダリングが起きているその時、私達は「今この瞬間」への感覚(味覚、聴覚、触覚、視覚、嗅覚)をじっくりと感じて生きることが難しくなってしまいます。

 

 

すなわち、「マインドワンダリング(心の迷走)」とは、過去のストレスや未来への不安を考えるあまり、今この瞬間、今現在に注意(集中)が向けられなくなっている状態であると言えるでしょう。

 

 

人は個々人によって、「マインドワンダリング」に陥りがちな時というものが、ある程度決まっています。個人差は当然ありますが、例えば「夜中にベッドに入ったのに中々眠れない時」や「体調(心身)が優れない時」、「目下急がなくてはいけないことや、気になることがある時」、「日曜日の夕方になって、明日から始まる仕事のことを考えた時」…等々、人の数だけ様々なものが考えられます。

 

 

そして、そうなった際には、一旦過去や未来の思考から気持ちを戻すための工夫や、マインドワンダリングから抜け出すための方法、といった対処方法(ストレス対処ストレスコントロール法を、事前に見つけておくことが有効になってくることでしょう。実際に陥った時に活用することは勿論のこと、「例えマインドワンダリングに一時陥っても、自分は自分をコントロールすることが出来る」という気持ちを持てるようになること自体、ストレス対処において非常に意味あることなのです。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、うつ病適応障害をはじめ、

睡眠障害(不眠症)、自律神経失調症、不安症、

躁うつ病(双極性障害)、強迫症、心身症、

パニック症、摂食障害(過食症)、統合失調症、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門のスタッフによる精神科ショートケアも行っております。当院のショートケアのプログラムの中には、ストレスマネジメントを扱っている回もあります。カウンセリングでも対応可能です。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。