A.
医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「認知シャッフル睡眠法」とは、連続して様々なイメージを想像することで眠りを促す方法です。認知科学者のリュック・ボードワン博士によって考案されました。
これは、就寝時に脳内で起こり眠りを妨げてしまう分析的思考や問題解決から心を逸らすテクニックです。具体的には、互いに関連しない、繋がりのないイメージを、次々思い浮かべていきます。
近年の睡眠の研究から、私たちが眠りにつく時には、多様なイメージを次々と思い浮かべて「マイクロドリーム」を見ていること、そしてそれらのイメージが眠りを誘う可能性があることが分かってきました。つまり、このテクニックは、脳を、睡眠前のイメージを見るぼんやりとした状態に持っていくことを目的としている訳です。やり方は以下の通りです。
★「認知シャッフル睡眠法」★
① 最初に5文字以上の言葉をひとつ考えます。出来れば、繰り返しの文字がないものを選びましょう(例:「れいぞうこ」「とうもろこし」「すいぞくかん」…等)。
② 次に、言葉の最初の文字を使って、出来るだけ多くのイメージを思い浮かべます。もし「れいぞうこ」を最初に考えたとしたら、「れ」を使った言葉によるイメージを思い浮かべていきます。「れすりんぐ」―屈強な選手が激しくタックルし合う姿を想像する。次は、「れんげそう」―色とりどりの花が咲き風に揺れる様子を想像します。「れいとうこ」―開けた途端にひんやりとした空気が漂い出すのを想像します。
③「これ以上思いつかない!」と感じるまで、言葉とイメージの想像を続けてから、次の言葉へと進みます。
このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、
うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、
自律神経失調症、心身症、ストレス関連障害、冷え性、
パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。