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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
精神科・心療内科で扱う疾病の治療に用いる「向精神薬(抗うつ薬・睡眠薬・抗不安薬・気分安定薬・中枢神経刺激薬・抗精神病薬など)」は、少数例外を除き、その使用にあたって、医師は患者様に「自動車の運転はしないように注意すること」が求められています。
◆「抗うつ薬」:抗うつ薬の殆どは、自動車を運転させない(運転の禁止)よう指示することが求められています。但し、エスシタロプラム(商品名;レクサプロ)、セルトラリン(商品名:ジェイゾロフト)、パロキセチン(商品名:パキシル)、ミルナシプラン(商品名:トレドミン)、デュロキセチン(商品名:サインバルタ)、ベンラファキシン(商品名:イフェクサー)、ボルチオキセチン(商品名:トリンテックス)に関して求められていることは、「自動車の運転の際には十分に注意するように指示すること」であり、運転の禁止までは求められていません。
◆「睡眠薬・抗不安薬」:睡眠薬や抗不安薬は、ベンゾジアゼピン系やその類似物のみならず、ラメルテオン(商品名:ロゼレム)、スポレキサント(商品名:ベルソムラ)、タンドスピロン(商品名:セディール)を含めて、自動車を運転させない(運転の禁止)を指示することが求められています。
◆「気分安定薬」:いずれも自動車を運転させない(運転の禁止)よう指示することが求められています。
◆「中枢神経刺激薬」:いずれも自動車を運転させない(運転の禁止)よう指示することが求められています。
◆「抗精神病薬」:どれも自動車を運転させない(運転の禁止)よう指示することが求められています。但し、このことを理由に、統合失調症の患者様が、抗精神病薬の服薬を中断されてしまうと、病気そのものが悪化し、自動車の運転そのもの(=免許の取得・更新)の許可が出来なくなってしまいます。その点は悩ましい所ですが、統合失調症の治療の継続こそがより優先されるべきであるという見解が示されることが殆どでしょう。
躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、
自律神経失調症、心身症、更年期障害、強迫症、
パニック症、摂食障害(過食症)、統合失調症、
月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング及びショートケアを実施しております。カウンセリング、またはショートケアをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。