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【心療内科 Q/A】「過去の失敗に囚われてしまった時の対処法とは…?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

過去の失敗やあやまちに関して、自分自身を厳しく責めてしまって、何日もその考えから抜け出せなくなってしまうことは珍しくないでしょう。例えば、失敗したと感じた人間関係や発言を何度も振り返ってみられたり、間違ったと感じるあらゆる事柄について、いつまでも悩んだりします。あるいは、高くついてしまった仕事上の判断ミスを悔やみ、もしかすると他のやり方があったのかもしれないと、くよくよと考え続けたりします。

 

 

もし、上記の事柄が当て嵌まるようであれば、これを機に、自分に必要以上に厳しくされるのはやめて下さい。私たちは人間であり、人間である以上、あやまちを犯してしまうのです。しかし、同じ失敗を繰り返さず、過去から学ぶ判断力を持っている限り、正しい方向に進むことが出来ます。それらを受け入れて、前進して下さい。

 

 

誰もが過ちを犯します。しかし、それが成長や進歩の上で欠かせないということが分かると、不思議と解放された気分になるのです。完璧である必要がなくなり、人生をもっと健全かつ建設的な目で見られるようになるのです。

 

 

悟りと英知のレベルをさらに高める素晴らしい方法の一つは、日誌の左ページにあなたが今迄の人生で起こした10の最も大きな過ちを書き出してみることです。そして、右ページには、それぞれ全ての過ちから学んだ教訓、すなわち、失敗の結果として新たに人生にもたらされた“恩恵”を書き出してみて下さい。すると、その過去の過ちがなかったならば、あなたの人生は今ほど豊かで生き生きとしていないことに、すぐに気が付くことでしょう。

 

 

大きな失敗の後には、必ずといってよいほど、深い学びと成長があります。人間が大きく成長するのは、逆境に曝された時であると言っても過言ではないでしょう。ですので、そのような困難に遭遇した後のご自分に対して、もっと優しくなり、人生をあるがままに見てみられて下さい。人生は、自己発見、自己成長、生涯学習の道なのです。

 

 

 

当院では、不安症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、心身症、

自律神経失調症、睡眠障害(不眠症)、ストレス関連障害、

摂食障害(過食症)、月経前症候群(PMS)、強迫症、

パニック症、統合失調症、過敏性腸症候群、冷え性、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。