A.
医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
自閉スペクトラム症(以下、ASD)の方は、様々な特性から生活上の困難が生じやすいため、総じてストレスの多い生活を送りがちです。そのストレスが積み重なっていき、「二次的な障害(二次障害)」が起こることもあります。
二次障害として、男性・女性問わずに多いのは、まず睡眠障害です。元々時間の感覚を持ちにくい上に、ストレスによる不眠もあり、生活リズムが崩れてしまいやすい傾向があります。
他にも、うつ病や統合失調症、強迫性障害等の心の病気も、男性・女性ともに起こりやすいと言われており、これにはストレスの影響が強く出ていると考えられています。
そして、女性のASDの方に多い病気として第一に挙げられるのが「心身症」です。胃腸の不調や貧血、疲労感等が頻発し、何度も内科を受診される方も少なくはありません。
しかし、対症療法的に薬を飲むだけでは状態はよくならず、その背景にあるASDに気が付かれるまで、悩み続けてしまわれます。「難治性の心身症に掛かってしまっている」というご自覚をお持ちの場合は、ASDが潜んでいる可能性があるかもしれません。
他にも、女性のASDの場合、摂食障害や境界性パーソナリティ障害等が併発しやすい傾向も指摘されています。
このコラムを読まれまして、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
大人の発達障害(ASD、ADHD含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、
パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、
月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。