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「運動が人の心に与える『効能』を教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

前回同コラムにおいて、うつ病の再発予防として適度な運動習慣を確立することの意義を書かせて頂きました。運動が人の心与える効能・効果は様々ありますが、以下の7つの効果がよく指摘されています。

 

 

①「うつ病予防の効果:運動をすることで、脳内ホルモンの代謝に変化が起こり、うつ病の発症を予防したり、軽い抑うつ気分を改善させたりする効果があると言われています。

 

 

②「不安軽減の効果:運動をすることで、普段(安静時)の脈拍数が遅くなり、不安や恐怖を感じた時の脈拍数の増加や血圧の上昇が軽度になり、早く回復するようになります。そのため、緊張してドキドキした時にも、早くいつもの自分を取り戻せるようになります。

 

 

③「ストレス抑制の効果:運動によるストレスも、日常生活におけるストレスも、体内では同じホルモンの変化が起こっています。よって、日常生活の些細なストレスに対する感受性を抑え、心身が過剰に反応してしまうことを防ぐ効果があります。

 

 

④「体力増進の効果:体力が向上することで疲れにくくなり、以前よりも楽に仕事がこなせるようになります。また、心身相関ですので、それだけ心にも余裕やゆとりが生まれます。

 

 

⑤「睡眠の効果」:適度な疲労感を得ることで、寝つきを良くし、加えて夜間の睡眠の「質」の向上ももたらしてくれます。

 

 

⑥「自己効力感の向上効果:「自分自身が健康で、体力がある」という自信を持つことで、日常生活のストレスの原因となる出来事に対しても、そのストレスを前向きにポジティブに受け取ることが出来るようになります。

 

 

⑦「過労防止の作用:定期的な運動習慣を意識されることで、そのための時間を確保しようという気持ちが起こります。「今日は運動をする日だから、残業はほどほどにしておこう」というような、メリハリのついた生活が送れるようになります。

 

 

 

当院では、うつ病不安症をはじめ、

躁うつ病(双極性障害)、適応障害、心身症、

睡眠障害(不眠症)、自律神経失調症、強迫症、

パニック症、摂食障害(過食症)、更年期障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、カウンセリング、及び精神科ショートケアを実施しておりますカウンセリング、またはショートケアをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。