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「夏の『あせも・じんましん』対策とは?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

汗をかく季節になると、あせもが出やすくなってきます。中医学(漢方)では、あせも・じんましん、炎症系の吹き出物などは「血(けつ)」にこもった余分な熱が原因となって起きる、と考えます。

 

 

梅雨の時期や夏の暑さ、ストレス、過度の飲酒、脂っこい食事、発作的な怒り…等々が原因となって気・血が停滞しやすくなり、停滞することでそこに熱が発生します。その熱が出口を求めて身体の表面へと向かい、発疹や炎症として皮膚に現れてくるのです。また、加齢(エイジング)とともに皮膚や粘膜のバリア機能が弱くなり、汗や日光、寒暖の差、温熱などの刺激に対して敏感に反応しやすくなることも、原因の一つとなり得ます。

 

 

解決策としては、とにかく余分な熱を冷ますことです「血(けつ)」にこもった熱を冷ますことを涼血(りょうけつ)」と言いますが、涼血の性質を持つトマト、黒キクラゲ、レンコン、ワサビなどの食べ物や、炎症を鎮める性質を持つゴボウ、ゴーヤ、カブ、セロリ、海藻類、さらに刺激に打ち勝つための「気(き)」を補う性質をもつ鶏肉、エビ、シイタケ、山芋などの食べ物もお勧めです。

 

 

忙し過ぎる現代人は、「血(けつ)」に余分な熱がこもりやすい方が増えていると言われています。たまには、ほっと一息ついて、熱を冷ましてみても良いかもしれません。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安障害(不安症)、

睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、心身症、

摂食障害(過食症)、パニック症、強迫症、適応障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群(PMS)、統合失調症、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

なお、体質改善の漢方薬(漢方療法)は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。

 

出典:現場で使える薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖症状からチャートで選ぶ漢方薬 杉山卓也著 SHOEISYA

参考資料:「Kampo Viewhttps://www.kampo-view.com/