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「上手な寝逃げ『追想法』のやり方とは?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

追想法とは、眠る前に課題について考えておくことで、睡眠中に脳の中で記憶や情報の整理が行われ、起きた時に、解決方法や新しいアイディアが生まれることを呼びます。安心してぐっすり眠ることで、誰でも実践できる方法です。

 

 

 

例えば、ベッドに入ったものの、日中の問題や悩み事、不安な感情などが浮かんできてしまい、気持ちが昂って眠れなくなることはありませんか。そんな時の一番の対策は、考えることをやめることです。所謂寝逃げをするのです。

 

 

実は「寝逃げ」は、現実逃避とは違う、れっきとした問題解決の手段です何故なら、私たちは、眠っている間に、脳の中で日中の記憶や情報の整理が行われているからです。特に、問題が大きな時ほど、脳内で古い記憶と新しい記憶が結び付くことで、解決法やアイディアが浮かびやすくなります。この寝逃げ」によって新しいアイディアを生み出す手法は「追想法(レミニエンス)」と呼ばれ、かのエジソンも実践をしていたと言われています。

 

 

寝逃げのコツは、眠らなくちゃ」と思わないことです。そして、問題を整理しておくことです。ノートに問題を書き出すなどの方法で、情報を整理しておけば、より新しいアイディアが浮かび易くなります。不安感や落ち着かない気持ちがある時には、翌日の朝の準備を済ませておく、翌日の予定ややる事をメモしてお…等も効果があります。「あとは起きてからこのメモを見ればいい」と思うことで、安心して考え事を一旦手放して、眠りにつくことが出来るのです。

 

 

 

当院では睡眠障害(不眠症)をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、パニック症、

心身症、自律神経失調症、摂食障害(過食症)、不安症、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。