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「スマホを目覚まし代わりにしない~不眠症対策~」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

寝る前、最後に見るのがスマホ。朝起きて、最初に見るのがスマホ。

 

 

……このことに思い当たる方は、少なくはないことでしょう。「ああ、これは自分のことだ!」と思われた方は、睡眠にとっては良くない習慣が身についてしまっているとも言えます。

 

 

スマホを目覚まし時計代わりにされている方は、夜にアラームを設定される際、ついでにメールやSNSをチェックしてしまいがちになる傾向があります。そして気がつけば、入眠しようと思っていた時間から、既に1時間以上が経過していた、ということも珍しい話ではありません。

 

 

入眠時間がずれこんでしまうばかりではなく、仕事関係のメールをチェックしている内に、仕事の進捗への不安や心配事で頭が一杯になってしまったり、SNSのメッセージの嵐にすっかり目が覚めてフォローに没頭してしまったり…といったことも起こり易くなってしまいます。

 

 

加えて、スマホの発するブルーライトには、身体の概日リズムを混乱させる作用があることは周知の事実です。「概日リズム」とは、「体内時計」のことです。地球の自転(24時間周期)に合わせて昼夜の変化に身体を同調させる生理的現象であり、この働きによって、覚醒状態と睡眠状態が上手く切り替わるようになっています。よって、寝る直前にスマホを見る(=ブルーライトを目に入れる)と、目が冴えて眠れなくなってしまう恐れがあります。

 

 

これらの事柄から、不眠にお悩みの方は、スマホを目覚まし時計代わりに使うのは止めた方が良いでしょう本物の目覚まし時計を手に入れるか、ラジオ等をセットしておく方法が賢明でしょう。眠る時は、スマホは寝室の外か、せめて手の届かない場所に置くようにしましょう。

 

 

 

当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

自律神経失調症、心身症、ストレス関連障害、冷え性、

パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。