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「『水分を摂ってもまだ渇く』時の対処法とは?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

梅雨があけると太陽が燦々と輝く夏がやってきます。1年の内で昼間が一番長くなる「夏至(6月21日前後)」は、中医学(漢方)的に見ると、「陽(よう)」が極まるとされる日であり、この日に向かって辺りには「陽」が満ちてきます。

 

 

身体の中も「陽」に引っ張られやすくなり、気温だけでなく、体温も高くなってくるので、実は身体の内側は乾燥しやすい状態になっています。外気は湿気でじめじめとしているのに、体内はカラカラに乾燥しているような状態です。そして、気温が高くなると、体温を下げようとして大量の汗を掻くので、さらに「水(すい)」は減っていきます。「水」だけでは補えず、渇きを補うために、身体は「血(けつ)」まで使い始め、血不足による症状も同時に現れやすくなります。具体的には、イライラ、不眠、目の疲れなどです。

 

 

体質のタイプで、身体を潤す「陰液」が不足しやすい陰虚(いんきょ)タイプの方や、「血」が不足しやすい「血虚(けっきょ)」タイプの方は、こういった状態になり易いと言えます。

 

 

喉が渇くので、水分を大量に飲みたくなるところですが、必要以上の水分は、消化液を薄めて胃腸に負担を掛けたり、内臓を冷やしたりすることがあるので注意が必要です。漢方的アプローチとしては、水分をガブ飲みするのではなく、身体を潤す役目を持つ「陰」を補う食べ物を摂ることで、体内の陰陽のバランスを整えて潤いを取り戻すという方法をとりますそろそろスイカが美味しい季節ですが、スイカや桃、梨などの果物や、豆腐、トマト、キュウリ、イカなどは、「陰」を補って潤いをもたらす食べ物ですので、お勧めです。

 

 

ここでについて、少し詳しく書かせて頂きます。夏の果物は身体を冷やすものが多い中、桃は温性の性質を持ち、しかも身体を潤わせる性質が強く、乾燥肌や髪のパサつき、便秘や、喉の乾燥からくるトラブル解決に力を発揮してくれます。「血」の巡りも整えてくれるので、肌のくすみや目の下のクマ、生理不順や生理痛の改善に役立つなど、女性を健やかにしてくる食べ物の一つでもあるのです。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安障害(不安症)、

睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、心身症、

摂食障害(過食症)、パニック症、強迫症、適応障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群(PMS)、統合失調症、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

なお、体質改善の漢方薬(漢方療法)は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。