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【心療内科 Q/A】「『改善行動』と『自己肯定感』の関係性を教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

仮に皆さまが、スポーツチームの一員で、そのチームが、ある選手のミスで逆転されてしまったとしましょう。こういう場合、コーチやチームメイトが掛ける言葉として最悪なものは、「失敗したこと」に焦点を合わせて、「君のせいで負けた」と犯人扱いすることでしょう。ミスをした選手は、失敗を責められて、「自分は本当にダメな人間だ…」と自信を無くしてしまわれることでしょう。

 

 

優秀なコーチは、失敗の分析はするけれども、決して「犯人探し」をしません。失敗の分析までで止めておいて、選手たち一同にこう問い掛けることでしょう。

 

 

もし、もう一度やり直しが出来るならば、どうする?」と。

 

 

そのように問われると、選手たち(問われた相手)は何かを考えて言うはずです。つまり、失敗した経験を“前向き”に捉えて、次に生かすことが出来ますそうすれば、必要以上に落ち込んで自信を無くすこともありません。

 

 

「自分には価値があるのだ」「自分が好きだ」というように、ご自分の価値や存在を肯定的に受け止める感情や感覚のことを自己肯定感と言います。自己肯定感が高いと、失敗を恐れずにチャレンジし、困難に直面した時も“前向き”に捉えて立ち直っていける、と言われています従って、「もし、もう一度やり直しが出来るならば、どうする?」と改善行動を考えていかれることは、自己肯定感を下げずにキープすることに繋がるのです。

 

 

自分で自分をコーチングする場合も同様です。「もし、もう一度やり直しが出来るならばどうする」の言葉を自分自身に投げ掛けて、行動を振り返ります。それが、目標達成に向けた改善行動への第一歩なのです。

 

 

もしも目標を達成できず、「失敗した」と思われたとしても、落ち込む必要はありません。結果だけでなくプロセス(そこまでの過程)に向上の足跡が確認できたり、再挑戦の可能性と改善行動を自分で作り出したりすることが出来れば、きっと自分を肯定的に受け止めることが出来るようになるでしょう

 

 

 

当院では、うつ病適応障害をはじめ、

躁うつ病(双極性障害)、不安症、強迫症、

睡眠障害(不眠症)、自律神経失調症、心身症、

パニック症、摂食障害(過食症)、統合失調症、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリング(心理療法)をご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。