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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「季節の変わり目」は、よく体調を崩されたり、疲労が急に出てしまったり…と、何かと自律神経に影響を与えがちな時期です。私たちは、日頃何気なくこの言葉(「季節の変わり目」)を使っていますが、それは具体的にいつを指しているのでしょうか。
季節の変わり目には、「土用(どよう)」と呼ばれる特別な時期があります。日本では、「土用丑の日」で知られる「夏土用」が有名ですが、実は「土用」とは、年に4回あり、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間のことを指しているのです。
因みに2023年を例に取ると、「冬土用=1/17~2/3、春土用=4/17~5/5、夏土用=7/20~8/7、秋土用=10/21~11/7」となっています。
この年に4回ある「土用の時期」は、気温の変化が激しく、大気も不安定なので、体調を崩しやすく、特に脾(胃腸や消化器官)が疲れ易い時期です。「脾(ひ)」が弱ると風邪を引きやすい、だるい、元気が出ない、お腹の調子が悪くなる等の諸症状が起こります。
年に4回ある季節の変わり目は、どの時期も基本的には「脾(ひ)」に負担を掛けないように、労わって過ごすことが大切になります。
具体的には、冷たい物や味の濃いもの、甘い物などは、胃腸にダメージを与えやすいため控えるようにしましょう。うるち米、かぼちゃ、じゃがいも等、ホクホクしていて噛めばじんわり甘くなるような食材がお勧めです。また、体調を崩しやすい時期ですので、この期間は、いつもより早く寝る、予定を詰め込み過ぎないようにする等されて、身体を休ませましょう。漢方薬としては、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」等がよく用いられています。
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