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【心療内科Q/A】「大人のADHDです、『先延ばし』が起きる原因を教えて下さい」【大人の発達障害】

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

以前のコラムで、

大人のADHDの方に見られる「先延ばし」傾向(先延ばし行動)について、

概略(症状や対策)を書かせて頂きました。

今回は、大人のADHDの方の「先延ばし」の主な「原因・理由について、

記載させて頂きます。

 

 

ADHDの特性をお持ちの方の多くは、恐らくかなりの長い間、

この「先延ばし行動」に悪戦苦闘されていることと思われます。

では、どうして「先延ばし行動」をしてしまうのでしょうか

その「原因」や「理由」が分かれば

先延ばし行動による問題や困難を減らすことにも繋がりやすくなります

 

 

人は誰しも、起こす行動(現象)には「根拠」や「理由」を持っています。

そして、その行動を起こすのは、起こすに足る「メリット(利点)」を、

例え“瞬間的”であったとしても感じているに他なりません。

 

ADHDの方は、その“衝動性”から、長期的な視点で見たメリット(利点)よりも

短期的な視点、つまりその瞬間に感じたメリットの方に

より大きな魅力を感じてしまいやすい傾向があることから

この“先延ばし”は引き起こされるとも考えられています

 

 

では、その課題(タスク)を先延ばしすることで、

瞬間的・短期的な視点ではどのようなメリットが起こり得るのか、

以下に、起こり得る内容を列挙してみます。

 

 

□ 結果(仕事や成果物)が完璧なものでなくてはいけないというご自身内での希望や期待(=完全主義的期待)に対して、他者から否定的に評価されてしまうことへの恐怖を回避することに繋がる。
□ ご自分の中で「期限が迫っていたり、追い詰められないと始められない」というパターンを構築し続けやすくなる。
□ 課題そのものが難しく、出来れば後回しにしたいという気持ちがある。
□ 何から着手してよいのか分からないのが、その優先順位を決めたり割り振りをすることに「面倒くさい」気持ちを感じている。
□ コツコツと継続的に努力を続ける必要があるような課題(仕事、タスク)には興味が湧きづらく、出来ることなら避けたい、やりたくないといった気持ちを持っている。
□「充分に時間が掛けられる、余裕がある時に取り組もう」とつい考えてしまう(しかし結局はそのような機会は持てないのですが…)ところがある。

 

上記に挙げたものの中で、

ご自身の持たれている気持ち(本心)に近いものはあったでしょうか?

勿論、上記以外の原因や理由であることも十分にあり得るかと思われますが、

ご自身の先延ばし行動の根底にあるかもしれない理由を、

一度改めて考えてみられては如何でしょうか。

 

 

 

このコラムを読まれて、

ご自分の現在のご状態として気にかかる点が出てこられた方、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください

 

 

当院では、大人の発達障害(ADHD、ASD含むをはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、

睡眠障害、自律神経失調症、PMS、統合失調症など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。