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【心療内科Q/A】「『カサンドラ症候群』って何ですか?②」【大人の発達障害】

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

前回のコラムにおいて、時として、アスペルガー障害(アスペルガー症候群)やその傾向をお持ちのパートナーの特性(共感性の課題)により、相手が心身にダメージを受けてしまう二次障害とされる「カサンドラ症候群(カサンドラ状態)についてご紹介をさせて頂きました。

 

ここで誤解をしないで頂きたい点は、パートナーがアスペルガー障害(あるいはその傾向)を持っていたとしても、必ずカサンドラ症候群に陥るわけでは決してない、といことです。

多少の苦労があったとしても、上手くパートナーシップを取っていらっしゃられる方も沢山いらっしゃられます。

 

加えて、きっと自分の夫(あるいは、パートナー)はアスペルガー障害に違いない…」ともし思われたとしても、すぐにパートナーに受診を促すことが、良い結果に繋がるとは決して限らない、ということも忘れないで下さい。

 

大人の発達障害に限らず、夫婦間の問題、家族間の問題、母子間の問題、あるいは職場での問題など、心の問題はほぼ「対人関係」に起因していると言っても過言ではありません。

かのアルフレッド・アドラーでさえ、

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」

「究極的には、われわれの人生において対人関係以外の問題はないように見える」

という言葉を遺されているくらいです。

 

「あなた(=パートナー)と私が上手くいかないのは、あなたの方に問題があるからだと思う。だから病院に受診してみてくれない?」と言われて、すぐさま「そうだね」と納得される方がどれだけいらっしゃられるでしょうか。

パートナーに嫌な不快な気持ちを残すだけに終わってしまったり、場合によっては怒りや不信感、“傷つき”を引き出してしまうことすら起こり得ます

 

もしも、ご自身がパートナーの特性に悩まれているようであれば、その悩まれているご本人(=ご自身)が、ぜひ医療機関等に相談されてみて下さい

その際には、可能であるならば、当院のように大人の発達障害について詳しい専門機関である方が望ましいことは言うまでもありません。

 

 

当院では、アスペルガー障害を含めた大人の発達障害をはじめ

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症など、皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、心身両面からの治療とサポートを行っております。

また、パートナー(夫婦、カップル)との関係性によって生じるお悩みについても、対応しております。

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願いいたします。