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【心療内科Q/A】「『パニック発作』について教えて下さい③」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

パニック発作(panic attack)」とは、強い恐怖感・不安感が急激に(数分間で)生じ、暫くすると(30分~1時間程度で)軽快するという経過がみられるものを指します。もう少し具体的に説明しますと、強い恐怖・不安が生じている数分の内に、以下のような諸症状が起こります

 

 

□ 息苦しさや息切れ

□ 喉が詰まったような窒息感

□ 心臓の症状(動悸、心悸亢進、頻脈)

□ 腹部の症状(痛みや不快感)

□ 胸部の症状(嘔気や不快感)

□ 発汗

□ 身震いや振戦

□ 眩暈やふらつき、気が遠くなるような感じ

□ ぞっとするような寒気や火照ったような熱感

□ 感覚の麻痺やうずくような異常感覚

□ 現実感消失や離人感

□ 抑えがきかなくなるそうな恐怖やどうにかなってしまいそうな恐怖

□ 死への恐怖

 

 

急激に高まる不安に伴って、上記の症状の中から4つ以上が生じ、身体的な原因が見当たらない場合、「パニック発作」の可能性が考えられます

 

 

また、「パニック発作=パニック障害(パニック症)」ではありません。パニック障害(パニック症は、パニック発作を引き起こす代表的な疾患の一つに過ぎません他の疾病である可能性も十分に留意され、パニック発作が起きた際の状況や状態などを、問診の際に医師に丁寧に伝えるようにされることをお勧めします。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、パニック障害(パニック症)をはじめ、

うつ病、躁うつ病、適応障害、自律神経失調症、

摂食障害、睡眠障害(不眠症)、心身症、恐怖症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、不安症、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群、社交不安障害、ゲーム障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。