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【心療内科Q/A】 「『統合失調症』と『うつ病』の違いを教えて下さい」

A.
医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

「統合失調症」とは、「脳の『統合機能』が一時的に上手く働かなってしまう病気」であり、かつては「精神分裂病」と呼ばれていました。発症に至る根本的な原因は未だ解明されていませんが、幾つかのリスク因子が複雑に絡み合って、発症すると考えられています。

 

「統合失調症」の主たる症状としては、「妄想」や「幻覚・幻聴」などの急性期の陽性症状と、「感情の平板化」や「意欲の減退」、「集中力・持続力の低下」といた慢性期の陰性症状の2つがあります。

 

「統合失調症」は、その始まりの時期と慢性期にうつ状態が見られ、特に初期の段階でうつ病との違いを見極めるのは、非常に難しいと言われています。

 

ただ、強いて挙げることの出来る最大の違いは、統合失調症の「発症年齢」にありますにあります。うつ病は40歳代で発症することはよくありますが、統合失調症の初発年齢が40歳以上ということは、限りなく稀であるということです。「統合失調症」の発症時期は、14歳頃~30歳代前半となっています。

 

また、奏功する薬剤(投薬)の違いも「うつ病」かなのか、それとも「統合失調症」なのかを見極める上でのポイントとなり得るでしょう。

 

 

 

当院では、うつ病、躁うつ病、統合失調症をはじめ、

不安障害、適応障害、摂食障害、慢性疲労症候群、

パニック障害、自律神経失調症、ストレス関連障害、

月経前症候群、月経前気分不快障害、睡眠障害(不眠症)、

心身症、強迫性障害、過敏性腸症候群、更年期障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。