コラム
News

【心療内科Q/A】「『過食症』について教えて下さい⑦」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

過食症の患者様の中には、お腹が張ってしまって苦しいという訴えをされる方がかなり多くいらっしゃられます。

 

 

それは単に「胃に沢山の食べ物が入っている」ことに拠るものだけではありません。過食衝動(過食発作)が起こってしまうと、短時間の間に、どんどん食べ物を口にされますので、当然のことながら「余り咀嚼をしないで、すぐに食べ物を飲み込んでしまう」ことになります。そうすると、食べ物を飲み込む際に、通常の食事の際には起こり得ない程の「空気」を、無意識の内に沢山飲み込んでしまっていることになるのです。

 

 

よく「炭酸水を飲むと、普通の水を飲んだ時よりもお腹がいっぱいになった気がする」と言いますが、それは「空気(炭酸)」を胃に入れることで、お腹が膨れるからに他なりません。これと同じ現象が、起きていると思って下さい。

 

 

過食発作が起こりそう」と思われた際に、先に炭酸水を飲んでおくことで、ある程度の満腹感を得ておき、食べ物を摂取する量を減らしていくことに成功された、という方もいらっしゃられます。但し、臨床的な感覚からは、これが全ての患者様に効果的とは断言しかねますので、一度試してみる位のお気持ちでも良いかもしれません。

 

 

 

過食症はきちんと治療をすれば、それだけ早く回復していく病気です

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

摂食障害(過食症、過食性障害)をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、社交不安障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、ゲーム依存、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。