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【心療内科Q/A】「『就職活動』を通して大人の発達障害に気付くことはありますか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

ご自身が大人になってから発達障害に気づく(=所謂「大人の発達障害」)キッカケは幾つか存在してします。その一つとして就職活動というものが挙げられるでしょう。在学中はむしろ成績優秀とされていた方が、就職活動で躓いてしまう背景に、時として発達障害の特性が影響されている場合があるのは事実です。

 

 

発達障害の特性をお持ちの方の中には、優秀な大学を卒業し、働く意欲が高いにも関わらず、就職活動が上手くいかない場合が少なくありません。例えば、就職活動において、一次の筆記試験は通るのに、面接試験に進むと断わられてしまう方も多いようです。

 

 

面接試験というのは、その方の「人となり」も含めて、自分のことをプレゼンテーションする能力が求められます。面接では、ご自分で予め想定・準備されてこられた内容とは異なる質問をされることもあります。また、グループ討論形式等の場合は、臨機応変な対応や答えが出来るかどうかを、より実践的に試されてきます。

 

 

ところが、発達障害の方の場合、社会的なやり取りやコミュニケーションの特性から、その場の状況や相手の言動に上手く合わせていくことが困難なことがあります

 

 

そのため、何度も試験に落ちて、「自分は誰からも必要とされていない人間」だと自己肯定感が低下してしまったり、強い劣等感を抱いてしまったりすることで、結果として、就職を諦めてしまう方もいるのです。

 

 

「就職活動」をはじめとした、こうした社会に出る際の躓きが、「もしかしたら、自分は他の人とどこか違うのではないだろうか?」と気づくキッカケになる場合があるのです。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

大人の発達障害(自閉スペクトラム症、ADHD含む)をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、ネット依存、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。