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【心療内科 Q/A】「自律神経を整える運動を教えて下さいⅠ」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

自律神経失調症にお悩みの方に、意識して整えていって頂きたい3本柱が睡眠(入眠-起床)食事(栄養や量も含め)」、そして運動です。

 

 

「運動」は決してハードなものである必要はなく、適度な運動がベストです。…とは言っても、「運動したくても時間がない」「ウォーキングなどに出掛けるのは、億劫になってしまって続かない」という方も少なくはないでしょう。

 

 

そのような方でも、隙間時間ですぐに出来るお勧めの運動が、その場20秒スキップです。たった20秒で済みますので、電子レンジの温め時間や、お湯が沸くまでの時間など、本当にちょっとした合間時間で出来ます。しかも「その場」で出来るので、わざわざ出掛ける必要すらありません。

 

 

実際にやってみられるとお分かりになられるかと思いますが、たった20秒とは言え、中々の運動になります。加えて、何よりも良いのが、「スキップ」という動作により、自然と心も明るくなることです。子どもの頃には慣れ親しんだスキップですが、大人になると中々行わなくなるものです。

 

 

「その場20秒スキップ」は、当然ながら、道具も不要で、場所も選ばず、ごく短時間で出来る上、体力や状況に応じて、運動強度を変えられることも利点です。以下に、「その場20秒スキップ」のやり方を記載させて頂きますので、その時の体調や気分に合わせて行ってみて下さい。

 

 

★ポイント①「頭の中でリズムをとる:頭の中でリズムをとり、一定の調子で跳びましょう。それがセロトニンの分泌促進にも役立ちます。好きな音楽を口ずさみながら行うのも良い方法です。

 

 

★ポイント②「同じ場所で跳ぶ:「その場スキップ」なので、もちろん前に進む必要はなく、同じ場所で跳びます。少し進む方がやりやすいなら、小さく回りながらスキップしてもOKです。

 

 

★ポイント③「腕も大きく動かすとさらに効果的:スキップをしながら出来るだけ腕も大きく振るように意識すると、より効果的です。それによって足の動きも大きくなり、腕や肩の運動にもなります。

 

 

★ポイント④「跳ぶ高さはその時に応じて:跳ぶ高さを変えることで、ハードになったり、軽い運動になったりします。その時の体調や気分に合わせて、楽しめる強度で行ってみましょう。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

心身症、睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、

摂食障害(過食症)、パニック障害、強迫性障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群、統合失調症、更年期障害など

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。