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【心療内科 Q/A】「『適応障害』で休職を勧められましたが、正直迷っています…①」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

気分や気持ちが優れないため、心療内科や精神科を受診されたところ、「適応障害」と診断され、休職することを勧められた……というケースは間々あることです。そして、きっとここで患者様ご本人は、「そんな急に休むことなんて出来ない」「周囲に迷惑を掛けてしまう」「まだ働けないほどではないし…」と逡巡されることでしょう。

 

 

適応障害は、原因となるストレスさえ取り除かれれば、比較的早く回復できます。よって、まだ“軽い”抑うつがある程度の状態の内に、会社や学校を休まれることで、重症化せずに済むのです。

 

 

「適応障害」の時には、一種の過剰適応状態になっているため、ご本人としては、ストレスや心身の疲労を感じづらい状態になっています(やや失感情症傾向が出てしまいます)。ただ、周囲の方々(ご家族、職場の方、医師など)から見ると、ご本人が無理をして頑張り過ぎていることは、一目瞭然であったりします。そういった時には、周囲からの客観的な意見も充分に考慮され、本当に潰れてしまう(例:うつ病等に至ってしまう)前に思い切って休職や休学をされることも、結果的には、短期間でのリカバリーに繋がることもあるのです。

 

 

但し、休ませるのは、主に「心(メンタル)」です。例えば、折角休んでいるのに、職場や学校のことを気にされてしまっていては、気持ちは一向に休まりません。また、家族や同居されている方に対しても、気遣いをされてしまうと、これも気持ちが休まりません。中々難しいことだとは思いますが、ここは「早めに割り切ってしまう(開き直ってしまう)」方が、早い回復に繋がるというのが定説です。今まで頑張ってこられた分、十分に心を労わりましょう。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、適応障害をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、自律神経失調症、

睡眠障害(不眠症)、ストレス関連障害、統合失調症、

パニック症、強迫症、不安症、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

月経前症候群(PMS)、過敏性腸症候群、心身症など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。