こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「自律神経を整える運動を教えて下さいⅡ」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

自律神経失調症にお悩みの方に、意識して整えていって頂きたい3本柱が睡眠(入眠-起床)食事(栄養や量も含め)」、そして運動です。前回、自律神経失調症の方に簡単にでき、かつ効果的な運動としてその場20秒スキップをご紹介させて頂きました。今回は背すじ伸ばし+腹式呼吸をご紹介させて頂きます。

 

 

「運動」と考えるとつい気負ってしまうかもしれませんが、背すじを伸ばして深呼吸をするだけなら気軽に出来るのではないでしょうか。これも立派な運動ですし、自律神経を整える上でも効果的です。

 

 

背すじを伸ばすと、姿勢の維持に必要な背中や腰、お尻などの抗重力筋が働きます。それに伴って、自律神経と深く関係するノルアドレナリンが分泌され、自律神経の安定に役立つのです。

 

 

また、深呼吸は、それ自体に自律神経を安定させる効果があります。「背すじを伸ばして深呼吸」は簡単に行えますが、自律神経を整えるには最適です。特に過呼吸を起こしやすい方には高い効果を発揮することでしょう。

 

 

人は姿勢をよくするだけでストレスに強くなるという研究報告もあります。ともすると、自律神経失調症の方は、俯きがちで、前かがみの姿勢にもなりやすので、まずは背すじを伸ばすところから始めてみては如何でしょうか。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

心身症、睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、

摂食障害(過食症)、パニック障害、強迫性障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群、統合失調症、更年期障害など

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。