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【心療内科Q/A】「大人のADHDの『有病率』を教えて下さい」【大人の発達障害】

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

ADHDの『有病率』は、国や地域によって異なりはありますが、

世界保健機構(WHO)の調査に拠りますと、

大人(成人)のADHDの世界的有病率は「3.4%」という数値が出されています。

小児においては5~6%、成人においては3~4%程度と想定されています。

 

これは小児においてはとりわけ“多動性”が顕著に現れる一方、

大人になるにつれて多動性が収束してくる傾向があるという事実とも、

一致した数字であるとも言えるでしょう。

 

 

また、ADHDは、小児期は上記のように“多動性”が顕著であり、

性別でいうと女児より男児の方が2倍の有病率があると言われています。

しかし、大人になると、この性差が少なくなってくることが言われており、

どちらかと言うと、“不注意”優勢の方のお悩みをよく耳にするようになります。

「ADHD=男性に多い」という考えは、もはや変化してきているのです。

 

 

この3.4%という数値をどう捉えるかは人それぞれですが、

「30人学級のクラスに1人の割合で存在する」と考えると、

思っていたより多く、かつ身近なものとして実感されるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください

 

 

当院では、大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含むをはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、

睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック

(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。