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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
発達障害がある方は、ご自身の体調を掴みづらい傾向があると言われています。
疲労を感じにくいため、休憩を取らずに働き続け、
その結果、急に体調を崩してしまう(=一気に疲れが出てしまう)ことが間々あります。
ご自身では気が付いていなくとも、仕事中はご自身の特性を抑えつつ、
周囲に気を遣いながら、過度な緊張状態にあるため、
一日が終わる頃には疲れ切っていても不思議ではありません。
自閉スペクトラム症(ASD)傾向のある方は、
「過集中してしまう」という特性をお持ちのため、時として、
徹夜してでも仕事を仕上げようとされる方もいらっしゃられる位です。
ADHD傾向のある方の中は、
ついつい予定を詰め込みすぎてしまい、いつも休憩が取れなくなってしまう、という方も少なくありません。
しかし、やはり人間ですので、無理をしてしまった後には、
当然疲労に襲われ、その翌日は完全にエネルギーが枯渇してしまいます。
その結果、急遽仕事を休まざるを得なくなり、せっかくの頑張りが、
なかなか社会的信用に繋がらないというケースも少なくはありません。
そういう意味では、発達障害(あるいはその傾向)をお持ちの方の課題は、
◎コンスタントに出勤できるような状態を維持すること
◎たとえキリが悪くとも、その仕事を翌日に残す勇気を持てるようになること
この2点も決して忘れてはならないことだと言えそうです。
「疲れたら休む」のではなく、
「疲れる前に定期的に休みを取る」ことをぜひ意識されてみて下さい。
例えば、パソコンで作業をされている方でしたら、
1時間に1回、画面に「休憩を取ろう!」というポップアップが上がるように設定をされ、
それが出たら都度、一度立ち上がって飲み物を買いに行かれたり、
何かを口に含まれたり、外の空気を吸いに行かれたり、
軽くフロアを一回りされてこられたりされても良いでしょう。
このように「休憩を取ること」を、一つの大切なご自身の「予定」として、
ぜひスケジュールに予め組み込んでみてはいかがでしょうか?
当院では、発達障害をはじめ、うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願いいたします。