A.
医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
以前同コラムにて「大事な人がうつ病や不安症になってしまった時の接し方とは?①」として6つのポイントをご紹介させて頂きました。今回は、前回の内容に加えて、新たに4つのポイントを記載させて頂きます。
Ⅰ.「『怠けている』と思ってはいませんか?」:家族(恋人やパートナー)の方は、病気の症状の為に無気力になられている患者様に対して、つい「怠けてるいのではないか」「甘えている」「頑張りが足りないのだ」というように見がちです。そのような言葉や態度は、病気のせいで何も出来ない患者様を、増々傷つけてしまいます。
Ⅱ.「回復を焦っていませんか?」: 家族(恋人やパートナー)の方が、患者様の回復を焦る性急な気持ちは、患者様にも伝わります。うつ病や不安症は、一直線に回復していくものではありません。患者様当人のペースに合わせて、一歩一歩治療を進めていくことが大切になってくるのです。
Ⅲ.「患者様の話に耳を傾けていますか?」:うつ病や不安症の患者様は、症状が重い段階ですと、話をするのも聞くのも非常にしんどく感じてしまいます。家族(恋人やパートナー)の方が、良かれと思って、あれこれ話し掛けることは、却って患者様の負担になってしまいます。但し、もし患者様の方から何か話された時には、じっくりと聴いてあげて下さい。
Ⅳ.「気を遣い過ぎてはいませんか?」:患者様に対して、腫れ物に触るように接したり、逆に急に優しくなったりされることは、患者様ご本人に「自分のせいで家族(恋人やパートナー)に気を遣わせてしまっている。申し訳ない」というように思わせ、罪悪感を駆り立ててしまいます。加えて、そのような接し方を続けられたとしたら、ご家族(恋人やパートナー)の方も疲れ果ててしまうことでしょう。さり気ない心配りは必要ですが、何よりも“これまでと変わらない普通の態度”で接することが大切です。
このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
躁うつ病(双極性障害)、適応障害、自律神経失調症、
睡眠障害(不眠症)、心身症、ストレス関連障害、
摂食障害(過食症)、月経前症候群(PMS)、強迫症、
パニック症、統合失調症、過敏性腸症候群、冷え性、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。