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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
中医学(漢方)では、多くの食材が「薬膳」として病気の治療に用いられています。まさに、「医食同源」そのものです。そして、お正月に食べるお餅の原材料である「もち米」も「薬」の一つに数えられています。
「もち米」は、「熱」を持っているので、「体内を温めてくれる」反面、「患部に熱をこもらせる」という作用があります。また、「便を硬くする作用」があるので、下痢気味の方には良いでしょう。
但し、上記のことを裏返せば、「患部(吹き物・おでき・蕁麻疹・怪我・腫れ)がある方は避けた方が良い」とも言えますし、「便秘傾向の方は益々悪化する」可能性があると言えるのです。
お餅(もち米)を控えた方が良いタイプの方は、以下の通りです。
★胃腸が弱い方(粘って消化しづらい)
★乳腺炎(炎症を更に悪化させる)
★おできがある方
★皮膚病治療中の方
★じんましんがある方
★膝や腰が痛い方
★便秘の方
★鼻炎・ちくのう症(炎症や化膿が酷くなる)
★腫れているところがある方(さらに悪化する)
本来、健康な方は、お餅を食べても何も問題がありません。ただ、お餅(もち米)は「かなり効き目が強い食べ物」と思って頂ければと思います。だからこそ、日本でも古来より、「特別な日(お祝いや行事)に、もち米を使う」という伝統があり、一年の限られた日にだけもち米を使い食するようになったのです。
お正月明けに体調を崩す方の中には、「お餅(もち米)」が原因という方も少なくありません。「もち米を食べた位でそこまでなるのかな?」と不思議に思われる方がいて当然だと思います。しかし、もし中々身体の痛みや炎症が治らずに苦心されてこられた方は、そういった可能性も含めて、お正月の食事に対して意識付けをされて頂けましたら、幸いです。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
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どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、自律神経失調症をはじめ、
心身症、更年期障害、冷え性、ストレス関連障害、
月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、
うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、
摂食障害(過食症)、パニック症、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
統合失調症、過敏性腸症候群(IBS)、強迫症など、
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心身両面からの治療とサポートを行っております。
なお、漢方薬による治療をご希望の患者様は、診察時に医師の方にぜひご相談下さい。当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することも可能です。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。