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【心療内科 Q/A】「『自律訓練法』について教えて下さいⅠ~概論編」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

自律訓練法について、2回に分けて記載させて頂きます。今回はその1回目となる概論編です。

 

 

ストレス状態が酷くなると、食欲不振・不眠・頭重・動悸・胃のもたれ・便秘や下痢など、様々な症状が発生します。これらの症状は自律神経の働きが悪くなっている状態です。自律訓練法(Autogenic Training)」は、その自律神経のバランスを回復させる治療法の一つです

 

 

自律神経機能が正常になると、血流が良くなり、皮膚温が上がり、呼吸が落ち着き、胃腸の働きも良くなって、健康が回復します。マッサージ等と同じように、自律訓練法は「身体から心へ」働きかけて、身体と心の緊張を低下させる治療法なのです。ストレスの緩和や、各種心身症への有効性も示唆されています。

 

 

自律訓練法は、元々は精神科の「催眠療法」から生まれた治療法です。1890年ドイツの大脳生理学者・ボルゲットが「自己暗示」により、催眠と似た状態になり得ることを発見しました。続いてドイツの精神科医・シュルツがこの研究を発展させました。日本でも1952年から導入され、現在では広く普及しています。

 

 

始めの内は専門家のレクチャー(教示)があった方がやり易いかもしれません。しかし、慣れてくると自分一人でも出来るようになっていかれることでしょう。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

摂食障害、パニック障害、睡眠障害(不眠症)、

月経前症候群、更年期障害、心身症、

統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。