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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
前回「うつの再発予防のために出来ること~認知・心理面①」を記載させて頂きました。今回はその「2回目」となります。
前回、ご自身でうつ病への再発防止として取り組むことが出来ることとして「何事に対してもあまり頑張り過ぎず、『ほどほどがよい』と柔軟で余裕ある考え方を身に着けていくこと」が重要であること。そしてそのための具体的方策を列挙させて頂きました。今回はその続きになります。
◎『一人で悩みを抱え込まない』:うつ病に罹り易い方は、何でも一人で抱え込んでしまう傾向があります。「大変だな…」と思われることがあったら、周囲の方にお話しや相談をされてみられることも大切なストレス対処スキルです。実際に相談をされたことで、うまく協力し合えることも出てくるかもしれません。また、実際的な解決には至らなかったとしても、誰かに話を聞いてもらえただけで、ストレスが軽減されることは往々にして起こり得ます。「どうせ話しても何も変わらない」と思い込んでいらっしゃられるようであれば、一度その思い込みを崩してみるのも良い体験になるのではないでしょうか。
◎『過剰に責任を負い過ぎない』:うつ病に罹り易い方の特徴として、真面目で責任感の強い傾向があります。これは本来は素晴らしい特性なのですが、「過剰に」となりますと、今度は自分自身を必要以上に追い込んでしまい、自責感や罪悪感に繋がってしまうことが起こり得ます。「課題の分離」という言葉でも表現されますが、どこまでが自分が本来背負う課題(責任)であり、どこからは別の方が背負う課題(責任)なのか、その線引きがきちんと出来るようになると、気持ちも大分楽になるかと思います。
◎『物事に優先順位をつける』:あれもこれもと頑張りすぎずに、物事に優先順位をつけて、一つずつ当たっていくようにしましょう。先々のことを必要以上に考えすぎず、「まず今日一日が無事に終わるように集中しよう」「明日出来ることは、明日尽力しよう」と、日々メリハリと区切りをつけてみてはいかがでしょうか。
当院では、
うつ病、躁うつ病、不安症(不安障害)をはじめ、
適応障害、摂食障害、慢性疲労症候群、統合失調症、
パニック障害、自律神経失調症、ストレス関連障害、
月経前症候群、月経前気分不快障害、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、
心身症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリングも行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。認知行動療法も実施可能です。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。