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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
前回のコラムでは、心身症の症状について記載させて頂きました。今回は心身症の発症の原因と、その治療についてご紹介致します。
心身症の原因は「ストレス」ですが、同じストレスを受けた方の全員が発症する訳ではなく、かつ、身体のどの部分に症状が出るかも人それぞれです。そのため、心身症が起きるメカニズムとして「心身症とは、遺伝的・先天的素質を持った人に、心理的・社会的因子を含む後天的な諸要因が加わることで、特定の臓器や機能に対して症状が発症する」という説明がされています。
また、心身症を発症する方には、それ以前の社会生活や家庭生活において、むしろ周囲に気を遣われながら生活をされる「過剰適応タイプ」の方が多い傾向にあることが知られています。そういった意味においては、心身症とは、その症状の発症に関与している心理的・社会的ストレスを敢えて意識しないようにされている人、または、意識されていても言語化したり、感情を表出したりすることを極力抑えている人に多い心の病であるともいえるでしょう。
繰り返しになりますが、心身症はお一人おひとり身体疾患が異なります。よって、それぞれの症状に即した内科的治療は必要になります(=対症療法)。但し、心身症の場合は、その発症の契機として、心理的・社会的ストレスが大きく関わっていますので、心療内科・精神科では、根本治療として、そのストレスへの対処を行っていくことになります。
医師や心理師による、その方のストレスへの心理教育や対処法の習得が行われることになります。必要に応じては、抗不安薬等の投薬治療が行われることもあります。また、心身症には心理療法(カウンセリング)の有効性が示唆されており、特に「交流分析」・「行動療法(認知行動療法)」・「自律訓練法」の3つの心理療法のアプローチは、「心身症治療の3本柱」と言われています。当院では、医師と心理師の連携の下、心身症の治療を実施しておりますので、どうぞ安心してご来院ください。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、心身症をはじめ、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、
自律神経失調症、ストレス関連障害、パニック障害、
摂食障害、睡眠障害(不眠症)、強迫性障害、
月経前症候群、統合失調症、アルコール使用障害、
過敏性腸症候群(IBS)、機能性ディスペプシア(FD)など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。