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【心療内科 Q/A】「『月経前症候群』と『月経前不快気分障害』の違いは何ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

月経前に体調や気分が優れなくなることはよくあることですが、それが強い場合には「月経前症候群(PMS)」、または「月経前緊張症候群」と呼ばれます。月経前症候群(PMS)の主な症状には、以下のようなものがあります。

 

 

☆ 気分の落ち込み

☆ イライラ感

☆ 不安感

☆ 感情の起伏の変化(情緒不安定)

☆ 集中力の低下

☆ 無気力、疲労感

☆ 不眠

☆ 食欲の変化(亢進または減退)

☆ のぼせ

☆ 眩暈

☆ 頭痛

☆ 乳房痛

☆ 腰痛、下腹部痛

 

 

……これらが、月経の数日から一週間前位に始まり、月経直前にピークとなります。そして、月経開始と共に収まります。月経前症候群(PMS)は、女性の20~50%に見られると言われています。

 

 

 

月経前症候群(PMS)の症状が更に酷くなり、月経周期ごとに決まって強い精神症状を起こし、それが1年以上も続くような場合は、「月経前不快気分障害(PMDD)」と診断されることがありますそして、その診断(PMDD)を受ける殆どの方が10~20代で発症されることも特徴の一つでしょう。

 

 

月経前不快気分障害(PMDD)の症状としては、以下のようなものがあります。

 

 

★憂うつ感

★ 絶望感

★ 無価値感・罪悪感

★ 怒り

★ 焦燥感

★ 対人葛藤

 

 

月経前不快気分障害(PMDD)が、なぜ一部の女性に起こるのか、その理由はまだ分かっていませんが、恐らく下垂体ホルモンと卵巣のホルモンの複雑な相互作用に、エストロゲンの急激な変動が何等かの影響を与えているのではないかと考えられています。

 

 

なお、月経前不快気分障害(PMDD)の陰に、本当のうつ病(大うつ病性障害が隠れていることがありますので、その場合は注意が必要でしょう。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)、

自律神経失調症、心身症、更年期障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、睡眠障害、

摂食障害、パニック障害、強迫性障害、

統合失調症、過敏性腸症候群、など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。