(更新 2024年7月3日)
A.
医療法人社団ペリカン(心療内科、精神科、内科)です。
前回のコラムにおいて、肥満や過食が自律神経失調症の一つとしても起こり得る、ということについて触れさせて頂きました。それに関連して書いておきたいことが、「痩せたいけれど食べたい」というときは、既に自律神経のバランスが乱れている、ということです。
「痩せたい、でも食べたい」というのは、実際には多くの人が陥るジレンマですので、それが自律神経失調状態だと言えば、驚かれるかもしれません。しかし、自律神経が安定していたら、「痩せたいから、今は食べないでおこう」「今は食べたいから、食べよう」と、メリハリをつけた合理的な思考が出来るものです。
出口のないジレンマで思い悩む状態そのものが、実は危ういことを知っておいてください。逆に言えば、ダイエット中であっても「食べたいものは、食べる」と割り切ることで、むしろ自律神経の安定が図れて、結果的に食欲が正常化する場合も多いのです。
逆説的に感じられるかもしれませんが、ぜひそういった視点も持たれてみて下さい。そして、その際には、本当に自分がお好きな物を、じっくりと味わって食べるのがポイントです。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
自律神経失調症、心身症、摂食障害(過食症)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安症、適応障害、
パニック症、睡眠障害(不眠症)、強迫症、
月経前症候群(PMS)、統合失調症、ストレス関連障害、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
過敏性腸症候群(IBS)、アルコール使用障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン(心療内科、精神科、内科)を宜しくお願い致します。
監修 佐々木裕人(精神保健指定医・精神科専門医・内科医)