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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
ネットやゲーム依存の方の「節ネット」の仕方の「第2回目」です。
ネットやゲーム依存の方が「節ネット」に取り組まれる際には、「ネットの使用時間を短縮し、他のものに目を向けてもらう(向けられるようになる)」ことが大切であり、この発想は他の依存症治療とも共通した側面でしょう。
例えば、アルコール依存の場合には、「お酒を断つ(=断酒)」が大原則となります。「依存の原因となっているものと患者様との間に距離を置く」というのが基本的な方法でしょう。ネットやゲーム依存の方の場合も、原則的には同じ考え方になります。
しかし一方で、インターネットは、余りにも現代の生活の中に入り込んでいるために、完全にゼロにすることは困難です。例え、オンラインゲームをする時間をゼロにすることが出来たとしても、日常のメールのやり取り、課題やプレゼンの為に必要な資料や情報のネット検索、業務上のパソコン使用を全くゼロにすることは出来ないことでしょう。
その点でよく似ているのが、摂食障害、特に過食症の治療かと思われます。何故なら、生きていくためには、「適度な食事を摂取していくこと」が不可欠だからです(但し、摂食障害の治療を、一種の「食へのアディクション」と捉えるか、「心理的な葛藤課題」と捉えるかは、これもまた一概には言えない側面を孕んでいますが…)。
ネットやゲーム依存も、インターネットなしの生活をすることは困難な状況下において、ネットの使用を自分自身ではコントロール出来ないという状態が出現します。この両者のバランスをいかに調整されていかれるか、そのさじ加減は容易ではありません。
インターネットにおいて依存している対象が、オンラインゲームなのか、SNSなのか、それとも他のサービスやコンテンツなのか、その「対象」一つとってもネットの使用時間の調整は必然的に変わってきます。
治療の目標を立てるためには、患者様お一人ごとの「背景(バックグラウンド)」を丁寧にかつ的確に把握することが不可欠です。具体的には……
・オンラインで依存されているコンテンツ
・開始したキッケカ
・利用するメリット
・現在の使用状況
・日常生活、及び社会生活への影響(支障)
・具体的に何が妨げられているのか
・本来ご自分がしなくてはならないと思われていることがあるか
・利用するデメリット
・オンラインに対する家族の許容度
・現在のご自分のオンラインへのコントロール感の程度
……等々は、とても大切な事柄であるように思われます。
これらは当然ながら、患者様それぞれにおいて異なることでしょう。ただ、その一つひとつに、患者様の大切な“想い”が凝縮されていることは、言うまでもありません。人は誰しも、原因がなく「依存」になったりはしないからです。
このコラムを読まれまして、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
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当院では、ゲーム障害、ネット依存、スマホ依存をはじめ、
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月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、
過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、
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心身両面からの治療とサポートを行っております。
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