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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
女性の自閉スペクトラム症(以下、ASD)の特徴は、男性のASDとかなり様相が異なります。今回は、女性のASDに見られる特徴(お悩み)を「年代別」に分けて挙げさせて頂きます。同時期の男性のASDに見られる特徴も併記させて頂きましたので、ご参照下さい。
幼少期:幼少期には、目が合いにくい、感覚過敏がある等の特性が見られますが、自分の世界での「ごっこ遊び」は出来るため、ASDの典型例には見えません。この時に検査をしても、診断が出ない場合もあります(⇒男の子の場合は、「友達と上手く遊べない」という特徴が、この時期から既に見られます)。
小学生:小学校では、目が合いにくいこと、感覚過敏があることは、小学校以降も同様です。それに加えて、徐々に女子のグループに入れないことが目立ってきます。一見するとお喋りに見えますが、会話が一方通行ですれ違ってしまい、友達が増えにくくなってしまいます(⇒この時期の男の子の場合、「グループに入れない」というより、そもそもの人間関係が作れません)。
中学生・高校生:思春期に入ると、女子のグループに入れないだけでなく、男子との付き合いが苦手で悩みます。また、家族や友人から、女性らしさの不足を指摘されます。加えて、この頃から体調不良が目立ち始めます(⇒この時期の男の子の場合、集団行動に悩みますが、体調不良を訴えることは少ないです)。
大学生・社会人:対人関係の悩みも体調不良も深刻になってきます。不眠などの睡眠障害や月経時の不定愁訴に苦しみます。また時として、性的な被害に遭ってしまう場合もあります(⇒この時期の男性の場合、「就職」が最大の悩みになります。時として、仕事が上手くいかず、転職を繰り返すこともあります)。
結婚・出産:慢性的な体調不良に悩んでいます。対人関係の悩みは、夫婦関係のこじれや、育児への戸惑いにシフトしていきます。そして、子どもが発達障害の診断を受けることが契機となって、ご自身の特性に気が付かれるケースもあります(⇒男性の場合、結婚後夫婦関係がこじれやすい、育児に余り関心が持てないという方も出てきます)。
このコラムを読まれまして、
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大人の発達障害(ASD、ADHD含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、
パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、
月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
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