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【心療内科Q/A】「ADHDとゲーム障害は、何か関連性がありますか?①」【大人の発達障害】

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

最近何かと話題に上がることの多い「ゲーム障害」ですが

ADHDの方に関しましては、気を付けられるに越したことはないかと思われます

 

 

何故なら、ADHDの方はその「特性」として、

脳の報酬・抑制機能の側面から、

「新規刺激が魅力的に感じられてしまう」「即座に得られる快感に弱い」

という傾向があります。

そのため、とりわけ、次々と新しいゲームが配信される「ネットゲーム」は、

意識してセーブされていかれた方が良いでしょう。

 

ご自分が興味のある事柄に対しての「過集中」傾向や、

時間感覚が掴みづらい傾向もあいまって、ともすると、

「気が付くと徹夜をしてしまっていた」といったことにも繋がりかねません。

 

そういった意味では、ADHDの方は

ゲーム障害へのリスク要因や親和性が高いため

ご自分とネットゲームとの上手な付き合い方・距離感を

しっかりと見極めておくことが肝要になってくることでしょう

 

 

 

例えば、ゲームをされる際には、

予めタイマー(アラーム)をセットしておき、

「鳴ったらゲームはやめる」というルール設定をご自分の中でされておくのも、

有用かと思われます。

加えて、そのことを家族など誰かに“公言”すると、より一層効果は高まります。

 

 

他にも、仕事や課題を先に終わらせ、

その「ご褒美」として、「ゲームの時間」を設けるようにされるといった、

ADHDの「先延ばし癖」への対策として使うのも有効です。

 

 

ご自分の本来のやるべきこと、取り組むことへの回避行動(先延ばし)として、

ゲームを選択されることがないように、

もしゲームをされる際には、

ご自分の特性を充分に考慮された上で、取り扱われると良いかと思われます。

 

 

 

 

このコラムを読まれて、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください

 

 

当院では、大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含むをはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、

睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、統合失調症など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。