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【医師監修】春は自律神経の乱れやすい季節!?

春」は環境の変化に伴い自律神経のバランスを崩しがちな季節です。冬から春へと気候が変動し、交感神経が優位な状態から、副交感神経が優位な状態へと変動していきます。そのことにより、体調不良も起こりやすくなり、メンタル面に支障をきたしてしまうことも間々あるため、何かと注意が必要な季節なのです。

 

 

自律神経というと、つい日内変化に目が行きがるですが、一年の動きでいうと、季節によってもバランスが大きく変動しています。季節の変わり目は、気温や気圧が大きく変化をするため、自律神経が対応しきれずに、体調を崩したり、風邪を引いたりすることが多く見られます。自律神経のバランスが崩れることで、免疫システムにも差し障りが生じ、ウィルスや細菌などにも感染しれしまいやすくなります。

 

 

大づかみに言いますと、気温が上がる夏は副交感神経が優位になりがちで、気温が下がる冬は交感神経が優位になるがちになるのです

 

 

夏に香辛料を使ったものが食べたくなるのは、食欲を増進する作用のみならず、交感神経を高めるのに適した食材だからです。

 

 

冬は身体が血管を収縮させ、体温を上げようとするので、交感神経の働きが優位になります。胃に負担のかかる料理よりも、消化に良いものを食べた方が身体の働きに即しています。

 

 

季節の変わり目に体調を崩してしまう人が多いのは、自律神経が上手く対応できていないことが要因とも言えます。高いレベルで自律神経のバランスを保ち、体調管理に役立てるようにさてて下さい。

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

パニック症、睡眠障害(不眠症)、摂食障害(過食症)

月経前症候群(PMS)、統合失調症、強迫性障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群、更年期障害、心身症など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

なお、自律神経失調症の漢方薬による治療をご希望の患者様は、診察時に医師の方にぜひご相談下さい。当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することも可能です。

 

 

Presented by.医療法人社団ペリカン(心療内科・精神科・内科)

監修 佐々木裕人(精神保健指定医・精神科専門医・内科医)

参考引用文献:小林弘幸著自律神経にいいこと超大全