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軽躁時にコントロールが必要なのはなぜ?

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軽躁時にコントロールが必要なのはなぜ?

「あのとき少し休んでいれば…」

― ある双極性障害の患者さんのお話 ―

医療法人社団ペリカン
新宿ペリカンこころクリニック(心療内科・精神科)

「調子がいいときって、つい動きすぎちゃうんですよね」

これは、躁うつ病(双極性障害)の治療を受けている、ある患者さんの言葉です。

その方は、軽躁状態に入ると
・仕事がどんどん片付く
・アイデアが次々に浮かぶ
・睡眠時間が少なくても全然平気
そんな状態になるそうです。

「今思えば、あれが“軽躁”だったんだと思います」


「元気=良いこと」だと思っていました

その患者さんは、治療を始めたばかりの頃、こう考えていました。

「元気なんだから、問題ないですよね?」
「むしろ、うつより全然いいじゃないですか」

確かに、気分が落ち込んで動けない状態に比べれば、
軽躁は「調子が良い状態」に見えます。

でも、問題はそのでした。


軽躁のあとに、必ず来るもの

「軽躁のときは、
 仕事も、家のことも、遊びも、
 全部まとめてやってしまうんです」

睡眠時間はどんどん短くなり、
活動量は増え、
気づけば出費も増えていたそうです。

そしてしばらくすると――
反動のように、強い抑うつがやってきました。

「何もできなくなって、
 ベッドから起き上がるのもつらくて…
 あの元気はどこに行ったんだろう、って」


先生に言われた一言で、考え方が変わりました

診察で、その方は主治医にこう言われました。

「軽躁のときに、どれだけセーブできるかで、
 次の“うつ”の重さはかなり変わりますよ」

そして、こんな例え話を聞いたそうです。

「躁とうつは、振り子みたいなものです。
 上に振り切れば振り切るほど、
 次は深く落ちます」

「だから、軽躁のときこそ、
 あえてブレーキをかける練習をしましょう」


「今が軽躁かどうか」を知るヒント

その患者さんが、セルフチェックとして教わったのが
次の3つでした。

  • 睡眠時間

  • 歩数(活動量)

  • お金の使い方

「気分じゃなくて、数字で見るんですね」

スマホで睡眠時間と歩数を確認し、
クレジットカードの明細を見る。

すると、軽躁の時期と抑うつの時期で、
驚くほどはっきり違いが出ていたそうです。


少し休むだけで、次が変わった

「次に軽躁っぽくなったとき、
 思い切って予定を減らしてみたんです」

・早めに寝る
・外出を控える
・買い物は一晩考えてから

すると――
「そのあと来たうつが、
 いつもより軽くて、短かったんです」

「正直、びっくりしました」


軽躁は「頑張りどき」ではなく「調整どき」

その患者さんは、今こう話しています。

「前は、軽躁のときが一番“自分らしい”と思ってました。
 でも今は、
 “この時期こそ気をつける時期”だと思っています」

躁うつ病(双極性障害)の治療では、
お薬だけでなく、
ご自身の状態に気づき、整えることがとても重要です。


もしこのお話を読んで、
「自分にも当てはまるかもしれない」
「最近、少し動きすぎている気がする」
そう感じられた方は、どうぞお気軽にご相談ください。

当院では、躁うつ病(双極性障害)をはじめ、
うつ病、不安症、睡眠障害、発達障害など、
こころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っています。

また、医師の診察と併せて、
臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングも実施しております。

今後とも、
医療法人社団ペリカン
新宿ペリカンこころクリニックを
どうぞよろしくお願いいたします。