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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「パニック発作(panic attack)」とは、強い恐怖感・不安感が急激に(数分間で)生じ、暫くすると(30分~1時間程度で)軽快する、という経過がみられるものを指します。そして、よくあるご質問として、「パニック発作は、1回起きると、必ず繰り返すものなのでしょうか?」というものがあります。
これは一概に言うことは出来ませんが、経験則としてコメントするならば、「1回のみ」で終わる方も少なからずいらっしゃられます。その背景要因として考えられることとして、以下のようなものが挙げられるでしょう(あくまでも“私見”ですので、参考程度にされて下さい)。
〇 その後の精密検査等で異常が見られなかった際、「あれは偶々起きたものだ」として、本人自身が余り深く気にしなかったケース。
〇 偶々、様々な悪条件(例:ストレス+体力の低下+悪天候+風邪)が複合的に重なったことで起きたため、具体的な特定されるような「不安・緊張要因(トリガー)」に気がつかなかったケース。
〇 緊張要因が一過性の「楽しい出来事」であった場合。例えば、イベントやコンサート開始前やその最中など。楽しい出来事であっても、パニック発作のトリガーにはなり得ますが、滅多にない出来事であったため、そのまま風化したケース。
以上のようなケースの場合、単回性(1回のみ)で終わり、その後パニック発作とは縁がなくなることが多いように感じられます。もちろん、他にも1回のみで終わるケースはあるかと思われますので、必ずしも「1度起きたことは2度あること」と考える必要はないかと推察します。
ただ、それでもやはり、複数回繰り返してしまう場合もあります。
例えば、「その方の緊張や不安場面がかなり特定的、限定的である場合」や、「不安や緊張の程度がかなり深刻な場合」、そして「心身がベースとしてかなり疲弊してしまわれている場合」等が、典型的な例でしょう。そういった場合は、早めに治療を開始された方が、治療に掛かる時間が短くて済んだり、予後の経過が良くなったりすることが期待されることでしょう。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
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当院では、パニック障害(パニック症)をはじめ、
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