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【心療内科Q/A】 「『抗不安薬』の効果や役割について教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

抗不安薬とは、その名の通り、不安感を抑える薬です。一般的には、「精神安定剤」と呼ばれているものです。不安感や焦燥感、緊張を和らげるために用いられます。また、効き目が速いのも特徴です。

 

 

「抗不安薬」は、重い副作用がないため、うつ病以外でも、パニック症や強迫性障害など、不安を伴う心の病気に対して幅広く用いられています。抗不安薬には色々な種類があるため、患者様の症状やお困りに合ったものが処方されます。

 

 

現在日本で使われている抗不安薬の大部分が、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬には、神経の興奮を鎮める神経伝達物質であるGABA(ギャバ)を活性化させることで、不安や緊張を和らげる仕組みになっています。

 

 

しかし、ベンゾジアゼピン系の薬において、一番のネックとなるのが、長期間使用を続けると依存性が生じやすいことです。

 

 

通常は、症状が改善された場合は、早めに服用を中止しますが、ベンゾジアゼピン系の薬の場合は、自己判断で急に止めることは危険であることが指摘されています。症状が改善していけば、もちろん薬を減らしていく方向になりますが、その際には医師の指示に従って、ゆっくりと時間を掛けて減薬していくことが大切になるのです。

 

 

 

当院では、不安症全般をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、適応障害、自律神経失調症、心身症、

摂食障害、パニック症、睡眠障害、ストレス関連障害、

全般性不安症、社交不安症、過敏性腸症候群、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。