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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
前回に引き続き「冬季うつ病」について記載させて頂きます。今回はその症状に見られる特徴についてです。
「冬季うつ病」の最大の特徴は、その名の通り、うつ症状が冬季に限定されて現れてくる、という点です。
また、通常のうつ病であれば、その多くは不眠や食欲不振といった症状が見られますが、冬季うつ病の場合は、気分が沈み込み、意欲がなくなるといった症状に加え、過眠や過食が多くなるのが特徴です。
加えて、冬季うつ病の患者様には「抗うつ薬」が、通常のうつ病より効きにくいと言われています。そのため、「高照度光療法」という、2500ルクス以上の明るい光を患者様に1日数時間あて、体内時間を調節して生体リズムを整える治療法が有効とされていますが、この「高照度光療法」を行う為の機材が備わっている施設(病院・クリニック)はかなり限られているのが現状です(※当院でのお取り扱いはございません)。さらに「高照度光療法」は「保険適応外(自費のみ)」の治療となりますので、医療費が高額になってしまう可能性も否めません。
ですので、秋から冬は日照時間が短くなってきますが、それでも「晴れた日はお日様の恵みを十分に受ける」「天気の良い日は積極的に外に出てみる」「朝起きたたらカーテンを開け、日光を室内に取り入れる」…等々の工夫を意識して行われることを、治療の一環としてはお勧めさせて頂きます。
当院では、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、
心身症、ストレス関連疾病、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
パニック障害、自律神経失調症、冷え症、
摂食障害、月経前症候群、更年期障害、
統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。