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【心療内科Q/A】「大人のADHDです、生活の目標設定のポイントを教えて下さい」【大人の発達障害】

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

投薬治療が奏功し、日常生活が安定してきた際、高い目標を掲げ、無理をされてしまう方がいらっしゃられます。

 

 

大人のADHDの方に欠かせないのが、正しい自己理解です。これは円滑な日常生活・社会生活を維持していく上で非常に重要なことです。

 

ただし、自己理解が深まる上での通過点として、自分の「良い加減」を知るために、様々な試行錯誤をされる段階が出てきます。

 

 

その際に皆様が“基準”として用いられるものに「普通(世間一般)」、あるいは「完璧」といったものがあります。このことが時として、「疲れ」や「躓き」となってしまうことが往々にしてあるのです。

 

 

「普通」を目指しているつもりが、「他の人は全てが優れている」と感じられてしまい、いつの間にか「“完璧”であることが“普通”なのだ」と思い始められてしまい、「完璧」を目標にされてしまいます。

 

 

完璧主義を否定するわけではありません。しかし、完璧主義を目指す余り、ご自分に無理を強いてしまえば、折角安定された生活が、却って苦しいものになってしまいかねません。

 

 

「普通」や「他人」や「完璧」を目標とするのではなく、自分自身の日々の達成や成功に目を向け、そのことを喜べる自分になること。そうすることで、現在の自分を徐々に肯定することが出来、自己肯定感が育っていきます。

 

 

自分自身に「いいね!」が出せることが「自己肯定感」ですそれが、日々の何かしらの機会ごとに感じられるようになってくると、きっと今度は「自信」「自己効力感」が持てるようになっていかれることでしょう。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。