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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
インターネット・ゲーム依存症に陥る大きな背景要因の一つとして、「適応障害的側面」があります。これは他の様々な依存症と同じく、大部分のケースは何らかの適応障害から始まっているということです。
物事が上手くいっている時には、例え依存形成が徐々に進んでいたとしても、それが生活(日常生活・社会生活)を破綻させるほどの障害として表面化し、猛威をふるうことは殆どありません。
何らかの挫折体験や疎外状況、ストレス要因によって、現実生活における“居場所”を失い、自分の存在価値を感じられなくなることが「適応障害」ですが、それを代替する手段として、時として、耽溺的・依存的な行為・行動を引き起こすことがあります。例えば、大人であれば、一番よく起こるのが「飲酒量」の増加です。他にも、人によっては、過食や買い物、そしてネットやゲーム、スマホ使用の増加という形で現れる方も少なくはありません。
背景にある挫折状況や疎外状況としては、学業における挫折、仕事における挫折、いじめや友人関係、対人関係のトラブル、家族内の不和や葛藤状況…等々が挙げられます。そして、いずれの場合も、長期休暇をキッカケとして、休暇明けに欠勤や欠席の増加、不登校や出社が出来なくなることで、さらに依存的な使用が加速化、エスカレートするという経緯が多いのが特徴です。
これは、ネットやゲーム依存に関してのことではありませんが、「依存症は、人間関係に纏わる病である」とも言われています。
私たちの周りには、様々な人間関係(友人、同僚、家族、恋人、夫婦…等々)が存在します。その中のいずれかの人間関係のトラブルやそれ違いといったことにより生じる孤独感・孤立感・悲しみ・寂しさを一時的に癒すものがお酒だったり、買い物だったり、ゲームだったり、SNSだったりします。そういった「一時的な退避所(避難所)」として、それらが機能している内はまだ良いのですが、一時的な待避所ではなく、「恒久的な居場所」となってしまった時に「依存」となっているのだと考えられます。ゲーム依存になってしまった患者様の言葉で、「ゲームは自分の命を救ってくれたが、足元もすくわれた」という金言がありますが、それは正しくこのことを表しているのだと思われます。
長期休暇中は、依存のキッカケにもなりやすい期間です。
このコラムを読まれまして、
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当院では、ゲーム障害、ネット依存、スマホ依存をはじめ、
適応障害、うつ病、躁うつ病、不安障害、摂食障害、
パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、
月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、
過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、
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心身両面からの治療とサポートを行っております。
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