A.
医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
うつ病に早く気付くためには、ちょっとしたうつ病のサインを見逃さないことがポイントです。
わけもなく身体が苦しい、気分が落ち込む、眠れない、食欲がない…等、少しでも「おかしいな」「どうも様子がいつもと違う」と感じられたら、まずは簡単な自己チェック(下記参照)をしてみましょう。
★「うつ状態チェックリスト」★
□ 朝、いつもより早く目が覚める
□ 朝、起きた時、陰気な気分がする
□ 朝、いつものように新聞やテレビを見る気になれない
□ 服装や身だしなみにいつものように関心がない
□ 仕事に取り掛かる気に中々なれない
□ 仕事に取り掛かっても根気がない
□ 決断が中々つかない
□ いつものように気軽に人に会う気になれない
□ 何となく不安でイライラする
□ これから先やっていく自信がない
□「いっそのこと、この世から消えてしまいたい」と思うことがよくある
□ テレビがいつものように面白くない
□ 寂しいので誰かに傍にいて欲しい、と思うことがよくある
□ 涙ぐむことがよくある
□ 夕方になると気分が楽になる
□ 頭が重かったり痛んだりする
□ 性欲が最近は落ちた
□ 食欲も最近落ちている
上記のような状態が「長く続いている(2週間以上)」であれば、うつ病の可能性があります。「時々ある程度」であれば、まだうつ病の心配はされなくても大丈夫でしょう。
但し、うつ病の症状は実に様々です。多様な症状に加え、不安症や躁うつ病など、うつ病とよく似た症状を示す他の病気もありますので、ご自分だけでうつ病かどうかの判断をされることは、それほど簡単なことではありません。また、症状が軽い場合には、ご自分がうつ病に罹っていることに全く気付かないことも少なくありません。
気分の落ち込みや、憂うつな感じなどは、それまでにも普通に経験をされていることなので、「そのうち治るだろう」と軽く考えてしまい、そのために放置して病気を悪化させてしまうケースも多く見られます。また、「まさか自分がうつ病に罹ることはないだろう」と過信してしまうことも禁物です。
うつ病は、最初はどの症状も軽いのですが、放置するといつの間にか症状がどんどん悪化し、考え方も悲観的・絶望的になり、最悪の場合は取り返しのつかない事態を招くこともある病です。自己チェックをされてみられて、思い当たる項目が多い場合には、我慢せず、とにかく病院に行かれて、専門医に一度診てもらうことをお勧め致します。
このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、うつ病をはじめ、
躁うつ病、不安症、適応障害、ストレス関連障害、
自律神経失調症、睡眠障害(不眠症)、心身症、
摂食障害(過食症)、月経前症候群(PMS)、強迫症、
パニック症、統合失調症、過敏性腸症候群、冷え性、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。