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【心療内科Q/A】「『栄養素』からストレスや疲労を和らげましょう」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

ストレスを感じると誰でもドキドキやイライラ、緊張等を感じます。これは自律神経の乱れ、つまり交感神経が昂るからです。また、食事が偏ったり、お腹がすいたりしても、同じようにイライラを感じる状態を作り出しやすくなります。これは、血糖値の影響などで自律神経を乱してしまっている状態だからです。こういった習慣は、食生活の乱れによって、ストレスを対処しにくい身体を自ら作り出してしまっていると言えるでしょう。

 

 

ストレスに効く栄養素として、タンパク質・ミネラル・ビタミンC・カルシウム・ビタミンB1等を挙げることが出来ます。

 

 

疲れやストレスを感じる際、大抵の場合、多くのエネルギーが必要になります。これは、疲れやストレスの抵抗力となる「副腎皮質ホルモンが沢山作られることにより、体温、血圧が上がり、血流を早めたり、汗や胃液などの分泌が増えたりするためです。タンパク質には、筋肉や血液を作る働きがあり、疲れやストレスと戦うエネルギー源になります。また、副腎皮質ホルモンを補強するにはビタミンCミネラルも必要です。カルシウムは脳細胞の興奮を抑えることで、イライラを和らげ、ビタミンB1は疲労回復を助けてくれます。

 

 

食事を摂る時は、胃腸が活発に動くことで、身体の中では副交感神経が優位になります。また「美味しい」と感じる味の刺激は、しっかりと脳に伝わり、ドーパミン・セロトニンなどの神経伝達物質の分泌を安定させ、それだけでも心の安定に役立ちます。また、誰かと一緒に会話しながら食べる楽しい食事は心のリラックスをもたらし、胃腸の消化酵素の働きや栄養吸収をさらに良くしてくれます。

 

 

日頃から、ストレス対処へのエネルギー源となる「タンパク質は是非しっかり摂りたいところです。また、ストレスが掛かった時に、それに抵抗するための「副腎皮質ホルモン」の生成は肝臓の機能と関係しているので、お酒の飲み過ぎや、重たい夜食等は避けたほうが良いと言われています。肝機能を高めるにはタウリンが効果的です。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

冷え性、睡眠障害(不眠症)、更年期障害、心身症、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、

摂食障害(過食症)、パニック症、月経前症候群(PMS)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。