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【心療内科 Q/A】「PMS・PMDDと『更年期障害』の関係性とは?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害、あるいは生理痛(余りにも酷い場合は「月経困難症」という病名がつきます)で毎月お悩みの女性の方は、決して少なくはないでしょう。

 

 

女性の場合、一般に「49歳前後(以前記載しました“7の倍数”)」で閉経を迎えると言われております(当然ながら個人差はあります)。そして、閉経によって生理がこなくなることで、「ラク」になる方と、そうでない方がいらっしゃられます

 

 

大体の傾向としまして、生理中の生理痛やそれに伴う様々な不定愁訴(「月経困難症」タイプの方)は、生理が終わることで、一気にラクになることが多いと言えるでしょう。何故なら、生理痛も月経困難症も、「生理があること」で生じていた身体的な悩みであったからです。

 

 

一方、PMSやPMDDタイプの方は、上記のタイプとは真逆になりやすい傾向があります。何故なら、PMSやPMDDの方は、「生理開始」によって、一気に心身の様々な不調が緩和されてこられた方だからです。

 

 

よって、閉経によって、生理が来なくなるということは、PMSやPMDDの際に感じられていたお悩み(例:イライラ・抑うつ・不安感・頭痛・肩こり・倦怠感…等々)がそのまま「更年期障害」として持ち越されてしまうことに、他なりません

 

 

安易に「生理がなくなるとラクになる」、あるいは「更年期障害は、誰にでも起きる仕方ないこと」等と考えてはいなかったでしょうか。閉経までまだ時間がある若い方であっても、PMSやPMDDの傾向がある方は、早め早めの治療や体質改善が肝要となってくるのです。

 

 

まずは、婦人科での治療がファーストチョイスとなるかと思われますが、PMS、PMDD、更年期障害の治療は、漢方薬など用いることで、心療内科で行うことも可能です。特に、若い女性の方だと、婦人科治療に抵抗感を持たれる方も少なくはありませんので、頭の片隅に留めておいて頂けましたら幸いです。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)

自律神経失調症、心身症、更年期障害、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

摂食障害、パニック障害、睡眠障害(不眠症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。