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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
以前同コラムにおいて、「生理中に痛む部位、痛み方、痛む期間、また痛い所が触れるか否か…等々により、漢方的にはそれぞれ生理痛の起きる原因は異なると考え、処方される漢方薬や対処法も変わってきます」ということを記載させて頂きました。
では、実際にどの位のタイプ(=「証」)が挙げられるかというと、大まかに分けたとしても「12の証」別に分けることが出来ます。そして、それぞれの「証」ごとに、生理にまつわるお悩みや対策、処方される漢方薬も異なってくるのです。更に付け加えると、一人の方に一つの証とも限らず、複数の証をお持ちの方も少なくないのです。
まずは、ざっと12の証を列挙させて頂きます。
- 実寒証(じっかんしょう)(「寒滞肝脈証」も含む)
- 気滞証(きたいしょう)
- 気虚証(ききょしょう)
- 血虚証(けっきょしょう)
- 瘀血証(おけつしょう)(別名:「血瘀証」)
- 痰湿証(たんしつしょう)
- 虚寒証(きょかんしょう)(別名:「陽虚証」)
- 虚熱証(きょねつしょう)(別名:「陰虚証」)
- 実熱証(じつねつしょう)(「血熱証」も含む)
- 湿熱証(しつねつしょう)
- 熱入血室証(ねつにゅうけっしつしょう)
- 腎虚証(じんきょしょう)
この一つひとつの「証」ごとに、生理の特徴や改善ポイント、代表的な漢方処方が異なるのです。それだけ、女性の身体や生理は個人差があるのと同時に、漢方薬が得意とする分野の一つでもあるのです。
当院では、
自律神経失調症、心身症、更年期障害、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、
摂食障害、パニック障害、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。