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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
家族や恋人、パートナー、近しく大事な間柄の方が、躁うつ病(双極性障害)になってしまった時、どのように接すれば良いのでしょうか。双極性障害は、うつ状態だけでなく、躁状態(病的に明るく活発で行動的な状態)も周期的に繰り返されるので、うつ病よりも接し方が難しいと言われています。
特に注意して頂きたいのが、躁状態の時の対応でしょう。患者様の気分が昂って突飛なことを話される時は、否定も肯定もせず軽く聞き流すか、上手く話題を切り替えることが肝心です。また、患者様の暴言や攻撃的な言葉、誇大的な発言をされた際は、真に受けてはいけません。あくまで「病気の症状」であると客観的に捉え、毅然としたブレない態度で冷静に受け流しましょう。
…とは言え、躁状態の時の患者様の言動は、周囲の身近な支え手にとっては、大きな負担になります。ですので、まずは患者様ご本人が、きちんと治療を受けられることが大切です。
ただ、そこに立ちふさがる課題は、患者様ご本人が、治療を拒否されるケースが多いことです。何故なら、「自分は病気ではない」と思われていることが少なくないからです。ですので、患者様の躁状態が落ち着いて、冷静になられたタイミングを見計らい、未治療の場合は医療機関への受診を勧めて下さい。ご本人の自尊心を傷つけないように配慮しながら、説得をされることが大切です。
当院では、躁うつ病(双極性障害)をはじめ、
うつ病、不安症、適応障害、睡眠障害(不眠症)、
月経前不快気分障害(PMDD)、心身症、
パニック症、摂食障害(過食症)、統合失調症、
更年期障害、強迫症、アルコール使用障害、
月経前症候群(PMS)、自律神経失調症、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。