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【心療内科 Q/A】「会社で働く自信がありません、退職した方が良いのでしょうか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

うつ病をはじめとしたメンタルの疾病に罹られてしまうと、ご自身が置かれている状況を冷静に考えられなくなられてしまうことが往々にしてあります。例えば、焦燥感が募ってしまい、ご自身が冷静な時にはされないような“投げやりな決断”をされてしまうこともあります。

 

 

特に、職場に関連したストレスにより、うつ病適応障害などを発症された方の中には、その慢性的なストレスにより、集中力や注意力が低下し、その結果として仕事でミスを多発されてしまい、自分に自信が持てなくなってしまい、ある日突然、上司に辞表を提出して退職をされてしまうようなケースも見られます。

 

 

また、うつ病に罹ってしまったことで、家族の雰囲気が徐々にギスギスしたものとなってしまい、夫婦喧嘩が頻発したり、時には、離婚話にまで進展したりすることもあります。

 

 

しかし、うつ病の症状が強い時期に、自信の低下や、強い焦燥感、判断力の低下等により、場当たり的な決断(退職・離婚など)をされてしまうと、後で疾病から回復された時に後悔されてしまわれることも少なくはありません

 

 

ですので、うつ病などメンタルの疾病が重い状態においては、退職・離婚といった重大な決断は控えることが、広く提唱されています(判断延期の原則)職場やご家庭の問題は、一度先送りされて構わないので、症状が快方に向かって、冷静な判断力・現実検討力を取り戻されるまで、まずはゆっくりと心身共に休むことを心掛けられて下さい。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、うつ病適応障害をはじめ、

躁うつ病(双極性障害)、不安症、強迫症、

睡眠障害(不眠症)、自律神経失調症、心身症、

パニック症、摂食障害(過食症)、統合失調症、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。